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C.longicauda from Lachau
C.longicauda from Lachau_d0001437_2122964.jpg
ラチャウ産ロンギカウダ。

ロンギカウダはA. Englerによって1879年に論文記載されたクリプト。リムの先端が非常に長く延びるのが特徴で、「長い尾」を意味する種名の由来となっている。

産地のラチャウはマレーシアのサラワク州西部に位置する街。この他サラワクでは、ビトン(Betong)、リドン(Lidong)、ルンドゥ(Lundu)、ゲドン(Gedong)などがロンギカウダの産地として知られる。

C.longicauda from Lachau_d0001437_348012.jpgこの種は、現地ではピートスワンプと呼ばれる泥炭湿地で育つため、pHを低めに保った腰水で育成するとよく育つが、うちの環境では、上の写真のように緑一色でやや薄めの葉が展開する。耳が大きめなためハート型に近い形で、葉縁が細かく波打っている。

現地葉は左の写真のように厚くごつごつしており、葉色が濃く、うっすらと赤がのっている。

育成環境は、用土が桐生砂6:腐葉土2:培養土2+バーミキュライト、マグアンプ、ミリオンA。pH4前後の腰水3cm程度、湿度75%、気温22度、水温26度。照明はPL管13ワットを7時間。腰水自体のpHを低く設定してあるので、用土はなるべく通水性が高くなるよう心掛けた。
by avenn | 2005-06-12 03:42 | C.longicauda
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