C.pallidinervia from Bitong
d0001437_0383965.jpg
ビトン(Bitong)産パリジネルヴィアの増殖株。

この株は去年の6月頃、ビトン産ロンギカウダとして入荷したが、その後、花からパリジネルヴィアであることが確認されたらしい。ビトンはマレーシアのサラワク州中部の街で、ロンギカウダの産地として知られるリドン(Lidong)とも近い。

パリジネルヴィアの特徴である卵形の葉は10cm程度まで成長し、葉に入る斑やデコボコも大変美しい。家の環境下では成長は早い方で、2週間に1枚程のペースで大きな新葉を展開していっている。

育成環境は、用土が桐生砂8:腐葉土2+バーミキュライト、マグアンプ、ミリオンA。pH4前後の腰水3cm程度、湿度75%、気温22度、水温26度。照明はPL管13ワットを7時間。

ロンギカウダと同様、普通に育てると葉色が悪くなる傾向があるので、肥料などで調整している。
[PR]
# by avenn | 2005-07-20 01:13 | C.pallidinervia
C.cf. pallidinervia from Pantu
d0001437_23403054.jpg
パントゥ(Pantu)産クリプト。

確認ができていないためC.sp.として入ってきたが、産地や葉の形状から、pallidinerviaの可能性が最も高いように思える。

パントゥはマレーシアのサラワク州クチンから南東100km程の場所にある街で、パリジネルヴィアの他、ロンギカウダのレコードも知られている。

d0001437_021153.jpg葉は3,4cm程で、ビトン産パリジネルヴィアの葉に比べるとかなり小型。褐色・卵型で、デコボコが非常に強く入っている。

育成環境は、用土が桐生砂8:腐葉土2+バーミキュライト、マグアンプ、ミリオンA。pH4前後の腰水3cm程度、湿度75%、気温22度、水温26度。照明はPL管13ワットを7時間。

パリジネルヴィアはロンギカウダなどと同様、極低pHの腰水で安定して育つよう。植え込みから1週間程で新芽を展開し始めた。
[PR]
# by avenn | 2005-07-20 00:15 | C.pallidinervia 2
C.sp. from West of Dayu
d0001437_15551437.jpg西ダユ産クリプトの増殖株。

ダユ(Dayu)はインドネシア・カリマンタン島中部の町。「西ダユ産」以外にも「北ダユ産」などの産地名で入荷してきているものがある。

種類はわからないが見た目はコルダータ系。表面に鈍いつやがあり、葉縁の赤の入り方がとても綺麗。導入時から調子が悪く、一時消滅しかけたが何とか生き残ってくれた。

育成環境は、用土が赤玉5:腐葉土2:培養土3+バーミキュライト、マグアンプ、ミリオンA。pH5前後の腰水3cm程度、湿度80%、気温26度、水温26度。照明はPL管36ワットを7時間。
[PR]
# by avenn | 2005-07-03 15:56 | C.sp.West of Dayu
C.longicauda from Lachau
d0001437_2122964.jpg
ラチャウ産ロンギカウダ。

ロンギカウダはA. Englerによって1879年に論文記載されたクリプト。リムの先端が非常に長く延びるのが特徴で、「長い尾」を意味する種名の由来となっている。

産地のラチャウはマレーシアのサラワク州西部に位置する街。この他サラワクでは、ビトン(Betong)、リドン(Lidong)、ルンドゥ(Lundu)、ゲドン(Gedong)などがロンギカウダの産地として知られる。

d0001437_348012.jpgこの種は、現地ではピートスワンプと呼ばれる泥炭湿地で育つため、pHを低めに保った腰水で育成するとよく育つが、うちの環境では、上の写真のように緑一色でやや薄めの葉が展開する。耳が大きめなためハート型に近い形で、葉縁が細かく波打っている。

現地葉は左の写真のように厚くごつごつしており、葉色が濃く、うっすらと赤がのっている。

育成環境は、用土が桐生砂6:腐葉土2:培養土2+バーミキュライト、マグアンプ、ミリオンA。pH4前後の腰水3cm程度、湿度75%、気温22度、水温26度。照明はPL管13ワットを7時間。腰水自体のpHを低く設定してあるので、用土はなるべく通水性が高くなるよう心掛けた。
[PR]
# by avenn | 2005-06-12 03:42 | C.longicauda
C.beckettii from Kandy *2
d0001437_2211595.jpg
ベケッティは元の葉の数倍はある大きな葉が出てきている。この種類は水中でもなかなか溶けないが、水上でも育てやすいようだ。褐色の葉がしぶい。
[PR]
# by avenn | 2005-04-08 01:56 | C.beckettii
C.hudoroi from Kandangan *2
d0001437_1582715.jpgヒュードロイは新葉が1枚展開した。

一番手前の葉が新しく出てきた葉なのだが、もとの葉とかわらない大きさの葉だったので一安心。根もかなり強く張っているようでまずまず。

初めからそうなのだが、第2水槽より第1水槽に入ってる鉢の方が成長が良い。第1水槽は蓋にかなり隙間があって、適度に空気が入れ替わっているのが良いのだろうか。第2水槽の方はADAのビバリウムなのだが、どうも空気がこもって蒸れ気味な気がする。ちなみに湿度は第2水槽の方が10%ほど高い。
[PR]
# by avenn | 2005-04-08 01:50 | C.hudoroi
C.griffithii from Parenggean
d0001437_119109.jpgパレンゲアン産グリフィティーの増殖株。

グリフィティーを巡っては近年までやや混乱があったようで、「グリフィティー」がどの種を指すのかはっきりしない状態が続いていたらしい。そもそも命名者であるWilliam Griffithが初めてこの種を採取したのは1863年と大変古いのだが、その後本来C. ×purpurea nothovar. purpurea(グリフィティーとコルダータの雑種)とすべきものがグリフィティーとされたり、C. cordata var. cordataであるものをドイツではグリフィティーと呼んでいたなどの経緯があり、混乱を招いたようだ。

日本に入荷するものについても、「グリフィティー」のインボイスがついていても実際はプルプレアやコルダータである場合が多いらしい。うちにも何株か「グリフィティー」インボイスのものがあるのだが、どうなのだろうか。

d0001437_110696.jpg
この株は、カリマンタン島・中カリマンタン州のカソンガンに程近いパレンゲアン産のグリフィティーの増殖株だが、葉はうっすらとピンクがかった茶色に緑の虎斑が浮いており、また光沢も強い。すでに子株を何株かつけているので、もう少し落ち着いて成長したら株分けしてみたい。

育成環境は、用土培養土、腰水1cm程度、湿度85~90%、気温20~22度、水温26度。照明はPL管36ワット7時間。
[PR]
# by avenn | 2005-03-27 03:34 | C.griffithii
C.hudoroi from Kandangan
d0001437_364176.jpgカンダガン産ヒュードロイの増殖株。

ヒュードロイは当初、C.keeiと共にC.Bullosaの同種と考えられていたが、染色体数の違いから1985年、新種であることが判明した。

産地は南カリマンタン州の州都バンジャルマシン(Banjarmasin)周辺の数箇所が知られるのみであり、この株の産地であるカンダガンもバンジャルマシン北方に位置する町である。数年前までヒュードロイはこうした事情で入荷も少なく、値も張っていたようだが、最近はポットものでの入荷もよく見かける。

この種はkeei、Bullosaと同様、水中に比べ水上栽培の難易度が格段に高く、また花を咲かせることも難しい。水上でうまく育てるためには腰水や用土が酸性に傾くのを抑える必要がある。

育成環境は、用土が桐生砂4:赤玉3:腐葉土3+バーミキュライト、マグアンプ。腰水3cm程度、湿度80%、気温22度、水温26度。照明はPL管13ワットを7時間。
[PR]
# by avenn | 2005-03-20 05:57 | C.hudoroi
C.beckettii from Kandy
d0001437_22083.jpgキャンディ産ベケッティの増殖株。

ベケッティは古くから園芸栽培されている種で(だそうで)、水槽栽培のための「水草」としてもポット等で簡単に手に入る。原産はスリランカ中部で記載は1885年。

この株の産地であるキャンディはイギリスの支配が始まる1815年までシンハラ人の王国の首都であった古都。現在は紅茶で有名ですね。

用土は赤玉7:腐葉土3+バーミキュライト、マグアンプ。腰水3cm程度、湿度80%、気温22度、水温26度。照明はPL管13ワットを7時間。

鉢に植えてから3週間ほどだが、成長が早い。元の葉よりも緑の濃い新葉を出しながら成長していっている。ベケッティはそれ程珍しくもないためあまり大切にされていない(?)ようだが、自分にとってはクリプト栽培のきっかけを作ってくれた、大好きなクリプトの1つである。
[PR]
# by avenn | 2005-03-20 02:59 | C.beckettii
C.thwaitesii from Debarawewa
d0001437_19363238.jpg
デバラウェア産スワイテシーの増殖株。

スワイテシーはスリランカ産のクリプトで、日本でも人気が高い種の一つである。記載は1857年。d0001437_1954656.jpgC.albaやC.bogneriと同様、スリランカ南西部の熱帯雨林に自生するが、現地の政治事情や輸出規制などから野生の株が日本に入荷する機会は非常に稀になっている。デバラウェアはスリランカ南西部の海岸沿いを走るルートA2沿いの町。2004年12月のインドネシア・スマトラ島沖地震による津波の被害が心配されたが、デバラウェアは少し内陸に入ったところにあるため、直接の被害はなかったようである。

この小さな株にも既に現れているが、葉のエッジに出る細かなギザギザがスワイテシーの特徴。うまく育つと葉はかなり大きくなり、10cmを超えるシソの葉状の葉がわさわさと茂ることになる。

育成環境は、用土不明、腰水1cm程度、湿度85~90%、気温20~22度、水温26度。照明はPL管36ワット7時間+昼間は間接的に太陽光があたっている。
[PR]
# by avenn | 2005-03-19 20:06 | C.thwaitesii