デバラウェア産スワイテシーの増殖株。
スワイテシーはスリランカ産のクリプトで、日本でも人気が高い種の一つである。記載は1857年。
C.albaやC.bogneriと同様、スリランカ南西部の熱帯雨林に自生するが、現地の政治事情や輸出規制などから野生の株が日本に入荷する機会は非常に稀になっている。デバラウェアはスリランカ南西部の海岸沿いを走るルートA2沿いの町。2004年12月のインドネシア・スマトラ島沖地震による津波の被害が心配されたが、デバラウェアは少し内陸に入ったところにあるため、直接の被害はなかったようである。
この小さな株にも既に現れているが、葉のエッジに出る細かなギザギザがスワイテシーの特徴。うまく育つと葉はかなり大きくなり、10cmを超えるシソの葉状の葉がわさわさと茂ることになる。
育成環境は、用土不明、腰水1cm程度、湿度85~90%、気温20~22度、水温26度。照明はPL管36ワット7時間+昼間は間接的に太陽光があたっている。