2003年入荷ベリテン島産スクリリスの増殖株。
スクリリスはスマトラ産のクリプトで、1962年De Witによって記載されている。産地としてはスマトラ本島が知られていたが、2001年、F. Waserによってスマトラ東部バンカ島の産地が発見された。
ベリテン島はバンカ島のさらに東部に位置する島で、ここも島内に複数の産地が確認されている。このスクリリスがベリテン島内のどの産地のものかは不明。
スクリリスは葉の形状にバリエーションがあり、細葉でつるつるのものから丸葉でボコボコのものまで多様なようだ。また、これは他の種類のクリプトにも言えることだが、同一の株でも光量などの条件によって葉の形状が著しく変わることがある。うちの株は、現時点で少し丸みを帯び凹凸も入っている。
うちでの育成環境は、用土不明、腰水1cm程度、湿度85~90%、気温20~22度、水温26度。用土上に生水ゴケ。照明はPL管36ワット7時間+昼間は間接的に太陽光があたっている。